スーツの生地選びは、洗練された印象を作り出す上で非常に重要ですよね。
私の場合、行政書士・コンサルタント・FPという職業柄、見た目がきちんとしていることが大事なのでオーダースーツにこだわりがあります。
そこでこの記事では、オーダースーツ歴30年の私がスーツ生地の選び方とおすすめのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
産地ごとのスーツ生地の特徴
質の良いスーツ生地を選ぶためには、産地ごとの特徴を理解することが大切です。以下に、イタリア、イギリス、日本、そしてフランスの4か国の生地の特徴を示します。
日本
近年、日本でも高品質なスーツ生地が生産されるようになりました。代表的な産地は愛知県の尾州地域でイギリスに近い特徴を持つ強く厚手で耐久性のある生地です。
以下に、日本でも有名なスーツ生地の産地をご紹介します。
愛知県の尾州地域
尾州地域は日本最大の毛織物産地の一つで、愛知県と岐阜県を中心に広がっています。ここでは伝統的な手法で作られた「尾州スローファブリック」と「尾州ツイード」の生地が有名です。尾州織は、紡績から織布まで全てが専門企業による分業で行われ、スーツやビジネスウェアに使用される高品質な生地が生産されています。
岡山県の倉敷地方
岡山県の倉敷地方は、尾州地域と同様に日本でも有名な毛織物産地です。ここでは古き良き時代のデザインを色濃く残しつつ、現代のファッションに調和させたスーツやビジネスウェアが作られています。
静岡県富士市
富士市は、デニムスーツの専門店である「inBlue(インブルー)」があります。世界初のデニムスーツ専門店として知られ、オリジナルのデニム生地「エバーブルーデニム」を使用しています。
静岡県富士宮市
富士宮市にもオーダースーツ専門店があり、国産デニムを使ったスーツを提供しています。
これらの地域は、日本国内外で高い評価を受けるスーツ生地を生産しており、オーダースーツやビジネスウェアの選択肢として人気です。
個人的には、昔はイタリア製の生地で作ることが多かったのですが、最近は日本製の生地を好むようになりました。日本製の生地は着心地もいいですし、コスパも悪くありません。
イタリア
代表的な産地はビエラで、アルプスの恵みを享受しています。柔らかく滑らかな生地感で、美しい光沢と上品な艶が特徴です。
鮮やかな色目の生地が多いですが、しなやかさと強度のバランスに注意が必要です。
イタリアはファッションの中心地であり、特にミラノやナポリなどの地域で生産される生地は高級感とスタイルに富んでいます。トスカーナ地方の生地も有名です。
イギリス
代表的な産地はハダーズフィールドで、ヨークシャーの恵みを受けています。双糸(糸を2本よったもの)で織られた厚く硬めの生地が特徴です。
寒く湿気の多い地域のため、肉厚な生地が好まれます。
イギリスは伝統的なテーラリングの中心地であり、高品質なウール生地が有名です。特にサヴィル・ロウ(Savile Row)やヨークシャー地方などが有名です。
スコットランド
スコットランドは高品質なカシミアやハリスツイードなどの生地の産地として有名です。
フランス
フランスも高級な生地の産地として知られており、特にパリやリヨンなどが有名です。シルクやリネンなどの素材が生産されています。
スーツ生地の代表的な織り方とタグの見方
スーツ生地の織り方も重要です。以下は代表的な3つの織り方とその特徴です。
平織
たて糸とよこ糸を交互に織る平織は通気性が良く、夏向けの服に適しています。
頑丈で摩擦に強く、ツヤが出にくいです。
綾織
たて糸が2本のよこ糸を通過した後に、1本のよこ糸の下を通過する斜文織(三つ綾)や、3本のよこ糸を通過した後に1本のよこ糸の下を通過する四つ綾があります。
織密度が高く、保湿性に優れています。冬物に適しています。
繻子(朱子)織り
繻子織り(朱子織り)は「しゅすおり」と読みます。これは、5本以上のたて糸・よこ糸で糸の交差する点が上下左右で隣り合わないように織られています。
そのため滑らかで光沢があり、フォーマルなドレスや裏地に使われます。
生地選びの際には、光沢、柔らかさ、ストレッチ性などのポイントを押さえたうえで自分好みのスーツを選ぶというのも楽しいですよね。
良い生地、良いスーツを見分ける方法
良い生地やスーツを見分けるためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは4つのポイントを取り上げてみたいと思います。
それは、
- 生地の質
- 縫製の品質
- ティテール
- フィット感
の4つです。
生地の質
良い生地は手触りが滑らかで柔らかく、しっかりとした重みがあります。
高品質な羊毛やカシミアなどの天然素材が使用されているかを確認しましょう。また、織り方や糸の細さも品質を示すポイントです。
繊細で密度の高い織り方の生地は耐久性が高く、シワになりにくい優れた品質を持っています。
縫製の品質
スーツの縫製は非常に重要です。縫い目がきちんとしており、ほつれや歪みがないかを確認しましょう。
特に肩の部分やポケット、ボタンホールなどの細部に注目してください。
良い縫製はスーツの耐久性やフィット感に大きく影響します。
ディテール
良いスーツは細部にもこだわりが感じられます。
ボタンやボタンホールの仕上げが丁寧であるか、裏地やポケットのデザインがしっかりしているかを確認しましょう。
また、ステッチの細かさや均一さも重要です。
フィット感
スーツを試着する際には、自分の体型に合ったフィット感を確認しましょう。
肩や胸、ウエストなどが適切な位置にフィットし、動いたときに窮屈ではないかをチェックします。また、袖丈やパンツの丈も重要なポイントです。必要に応じて、専門のテーラーによる調整が必要になるかもしれません。
これらのポイントを注意深くチェックすることで、良質な生地やスーツを見分けることができます。価格やブランドだけでなく、実際の品質やフィット感を重視して選ぶことが大切です。
上記の点(生地の質・縫製の品質・ディテール・フィット感)、そして大切なコスパを考えて、私が選んだのは「オーダースーツSADA」です。
オーダースーツSADAは昭和初期から生地の卸売りを生業としており、そこから縫製業に進出。そして、現在では生地仕入れから縫製まで、一貫して自社で手がけるグループになったそうです。
オーダースーツSADAが安いのは中間マージンをできるだけカットできるシステムにあるとのこと。なのでいわゆる「安かろう悪かろう」ではないんですね。
そのことは実績からもわかります。
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オーダースーツSADAの口コミ・評判
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